新年のごあいさつと、昨夏の「ラ・ボエーム」
クリックで拡大表示

皆様、新年あけましておめでとうございます。
昨夏のオペラ「ラ・ボエーム」上演以降、
しばらく音楽活動が出来ていないのですが
今年はしっかり歌っていきたいと思っています。


昨年3月28日付の中国新聞セレクトに、私のコラムが掲載されました。
このセレクトは数年前までは夕刊として発売されていました。
イタリア留学中に、当時の夕刊担当者がイタリアでのレポート記事を掲載してくださったことがあります。
それから10年、このセレクトに今度は、私と夫となった僧侶やお寺との関わりを掲載してくださいました。
ぜひ、読んでみてください。


昨年7月、広島は大変な土砂災害にあい、多くの方々が犠牲となりました。
一日も早い復興を願うばかりです。

この「ラ・ボエーム」のコンサートは、この大災害の最中ではありましたが
7月14日(土) に予定どおり上演いたしました。

2018 オペラ「ラ・ボエーム」
2018年7月14日(土)
オペラ 「ラ・ボエーム」
会場:ゲバントホール (広島市中区)

第一幕  
詩人ロドルフォと、画家マルチェッロは
貧しいながらも共同生活をしています。
2018 オペラ「ラ・ボエーム」
マルチェッロが先に出掛けて行った後、
蝋燭の日をもらいに
隣人のお針子ミミがやってきます。

2018 オペラ「ラ・ボエーム」
2018 オペラ「ラ・ボエーム」 ミミは戸口で鍵を落としてしまった上、
風で蝋燭の火も消えてしまいます。
暗闇の中、
手探りで鍵を探す 二人の手が触れあいます。
二人はお互いのことを語り合います。
2018 オペラ「ラ・ボエーム」  
二人は恋に
落ちるのでした。
2018 オペラ「ラ・ボエーム」

第二幕  
カフェ・モミュスで
先に楽しんでいたマルチェッロに
ミミを紹介します。
2018 オペラ「ラ・ボエーム」
そこへ、マルチェッロの
かつての恋人ムゼッタが
パトロンのアルチンドロを連れて現れます。
2018 オペラ「ラ・ボエーム」
2018 オペラ「ラ・ボエーム」 まるで知らん顔のマルチェッロに腹をたてて、足が痛いと言って騒いで
アルチンドロに靴を買いに行かせて、
その間にマルチェッロと寄りを戻します。
2018 オペラ「ラ・ボエーム」 勘定も全てアルチンドロにおしつけて、
その場を立ち去ります。

第三幕  
マルチェッロとムゼッタが働く酒場に
ミミが訪れます。
ミミはロドルフォが最近冷たいことを
マルチェッロに相談しにきたのでした。
2018 オペラ「ラ・ボエーム」
そこへロドルフォが現れたので、
物陰にミミは隠れます。
マルチェッロがロドルフォに詰め寄ると、
ロドルフォが「ミミを愛しているが彼女は結核を患っており、薬も買ってあげられない自分とは別れた方がいい」 と言います。
2018 オペラ「ラ・ボエーム」
2018 オペラ「ラ・ボエーム」 物陰で聞いていたミミは激しく動揺しますが、やがて、お互いのために別れる決心をします。
一方、マルチェッロとムゼッタも
大げんかの末、別れてしまいます。

第四幕  
ロドルフォとマルチェッロは
元の屋根裏部屋で暮らしています。
2018 オペラ「ラ・ボエーム」
そこへムゼッタが瀕死のミミを連れて
駆け込んできます。
2018 オペラ「ラ・ボエーム」
2018 オペラ「ラ・ボエーム」 ミミは愛するロドルフォのもとで
最期を迎えたいと望んだのでした。
二人きりになったロドルフォとミミは
楽しかった日々を語り合います。
2018 オペラ「ラ・ボエーム」   
仲間が薬やマフを
調達して帰ってしばらくして、
皆の思いも届かず...
2018 オペラ「ラ・ボエーム」 ミミは最期を迎えたのでした。

2018 オペラ「ラ・ボエーム」
 
出演
ミミ: 北小路旬子
ロドルフォ: 秋山徹
マルチェッロ: 国元隆生
ムゼッタ: 坂井里衣
アルチンドロ: 浜田嘉生
ピアノ: 山岸知子

ナレーション: 山いづみ
字幕: 平尾佳子
ヘアメイク: 信國明子
小道具、舞台美術 大道具: 株式会社中国ステージ

 
「ラボエーム」は3回目の演奏になりますが
今回は中国ステージさんにご協力していただき
小道具、舞台美術、また字幕スーパーも取り入れていただきました。

小さな空間でも、これだけのクオリティの高いものが
実現できるなど思っていませんでした。
スタッフの方々や、このオペラ上演までに携わってくださった
全ての方々に感謝申し上げたいと思います。


2019.01.11 北小路 旬子