2015 レーティ氏とのデュオリサイタル
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今年最後のコンサートは3年ぶりの共演となる
バリトン歌手のアッティラ・レーティ氏とのデュオリサイタル。(12月1日)

2015アッティラ・レーティ氏とのデュオリサイタル

50歳を超えられて、ますます成熟されたお声には圧巻でした。

そして、なんといっても彼のすばらしい人柄にあこがれています。
久しぶりの共演で欲張ったプログラムになってしまい・・・途中で
後悔したくらいです・・・

少し不安になって、イタリアの師匠サンドラに電話をしてしまいました。


サンドラに 「あなたの声にはまだトスカは早いし、重すぎる。
できないことはないけど、負担がかかって、最後まで集中力がもたなくなるよりは、
軽めのものにしなさい」 と言われ、トスカのアリア「歌に生き、恋に生き」ではなく、
ムゼッタのワルツに変更となったのでした。

私が負担できついなどど、お客様には全くわからないとは思うけど、
実際、プッチーニを並べ立てて歌うことは、歌手にとって
あまりに負担が大きいので、ほとんどありません。
でも歌いたかったから歌いました。笑

今回はアリアと歌曲のコンサートでしたが、やっぱりオペラ1本やりたいなと強く思いました。
レーティ氏とは次回のコンサートは「椿姫」をやろうと約束しました。
コンサートよりオペラでストーリーがあって歌うほうが、感情にのってできるので、
非常に楽に歌えたりします。

相変わらず、レーティ氏は事務局とは英語、私とはイタリア語を使い分けて
話しておられました。5か国語が堪能だなんて素敵すぎる。。。
アンコールでは日本語に挑戦、「千の風になって」を一緒に歌いましたが、
発音が何と綺麗なこと!
彼の知性を感じずにはいられませんでした。


2015アッティラ・レーティ氏とのデュオリサイタル

プログラムは以下のとおりです。


来年2016年の公演は未だ未定です。
来年度もどうぞ宜しくお願いいたします。

2015アッティラ・レーティ氏とのデュオリサイタル

2015.12.9 北垣 旬子