6月14日(土)
オペラ「Cavalleria Rusuticana/カヴァレリア・ルスティカーナ」に
サントゥッツア役で出演いたしました。
お越しいただいたみなさま。ありがとうございました。
「Cavalleria Rusuticana」の舞台は
イタリア南部、地中海に浮かぶシチリア島にある村、復活祭の日。
村の若者トゥリッドゥとローラはかつて恋中でしたが、
トゥリッドゥの兵役中にローラは馬車屋のアルフィオと結婚してしまう。
兵役を終え帰郷したトゥリッドゥは、
一度はローラを忘れるべく、村の娘サントゥッツァと婚約しますが
アルフィオの目を盗んでローラと逢瀬を重ねる仲に戻ってしまう。
二人の関係はサントゥッツァの知るところとなり、
悲しみに暮れるサントゥッツァはトゥリッドゥの母ルチアのもとを訪ねる。
「息子のことで何か気がかりなことがあるの?」と問いただすルチア。
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サントゥッツァは
トゥリッドゥとローラが
今でも愛し合っていることを
ルチアに話します。 |
旬子チャンネルで
「ママも知るとおり」
の歌唱動画を
ご覧いただけます |
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そこへトゥリッドゥがやってきます。
二人は激しく言い争います。
サントゥッツァは
「あんたにとって呪われた復活祭になるよ!
裏切り者!」と怨みの言葉を投げつけます。 |
トゥリッドゥが立ち去った後
ローラの夫アルフィオがやってきます。
嫉妬の炎に包まれたサントゥッツァは
アルフィオにトゥリッドゥとローラの関係を
すべて話してしまいます。
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告げ口した自分を恥じる
サントゥッツァでしたが、
アルフィオは「復讐してやる!」と
怒りに震えながら
その場を後にします。 |
復活祭のミサを終えた広場では、トゥリッドゥが乾杯の音頭をとっています。
そこへ現れたアルフィオに「一緒に飲もう!」と誘うトゥリッドゥですが、
既にローラとの関係を知ってしまったアルフィオは断ります。
ローラがその場を去った後、
すべてを悟ったトゥリッドゥは
アルフィオに決闘を申込みます。
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トゥリッドゥは
酒に酔ったふりをしながら母ルチアに
「もし僕が戻ってこなかったら、
サントゥッツァの母親になっておくれ!」
と歌います。 |
母に別れを告げトゥリッドゥがその場を後にすると、
やがて「トゥリッドゥが殺された!」という女の悲鳴が響き、物語は幕を閉じます。

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カーテンコール |
【配役】
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サントゥッツァ: 北小路旬子
トゥリッドゥ: 三木貴徳
アルフィオ: 國元隆生
ローラ: 原 留美子
ルチア: 多田久美子 |
愛と憎しみが混ざり合い、悲劇を生んだ物語。
それを静めるかのように流れる有名な間奏曲。
1時間という短いオペラですが、重厚過ぎて稽古後はいつもぐったりでした・・・
3月から共に過ごしたキャスト、合唱、スタッフの皆さま、お疲れさまでした。
年に2本、オペラ公演をやってるので、終わったらまたすぐ稽古開始です。
もしかしたら家族より長い時間一緒にいるかも・・・笑
次回の公演は11月23日 広島オペラアンサンブル主催
オペラ「カルメン」にて カルメン役を演じます。
ぜひぜひお越しくださいませ!
2025.9.5 北小路 旬子
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